−もくじ− 2011/05/11子育てはいつもヒステリー?いやいやミステリー! やまぐち子育て県民運動推進会議委員 木村 美弥子(周南市こども育成支援対策審議会委員) 2010/12/10 少年は必要とされて大人になる やまぐち子育て県民運動推進会議委員 西山 香代子(やまぐちネットワークエコー代表) 2010/09/01 子育て研修会で学んだこと やまぐち子育て県民運動推進会議委員 中邑 隆哉(岩国中央幼稚園 園長) 2010/03/25 先輩として、仲間として やまぐち子育て県民運動推進会議 委員 吉光智惠(柳井地域コーディネーター) 2009/11/30 “つながる”出会い やまぐち子育て県民運動推進会議委員 於土井 豊昭(防府市地域協働支援センター長) 2009/08/12 子ども劇場に関わって やまぐち子育て県民運動推進会議委員 三好 美喜子(NPO法人子ども劇場山口県センター理事長) 2009/03/04 「渡る世間は親ばかり」を目指して やまぐち子育て県民運動推進会議委員 中川 浩一(勝山保育園副園長) 2008/11/01 “つながる”出会い やまぐち子育て県民運動推進会議 副会長 國廣 真由美 2008/08/29 〜「県民」と「社会」を繋ぐ運動体へ〜 やまぐち子育て県民運動推進会議 会長 今井 佐知子 2007/07/19 秘密基地 藤永 麻子 | 実家 下関地域コーディネーター 金子 睦美 「いつか実家となる我が家・わが町…」そんなコマーシャルが流れているのを聞きながらハッとしました。うちの家が、子どもたちの実家になる・・・当然なのですが、胸がキュンとしてしまいました。 実家と言えば自分にとって特別な場所、うちの子どもたちは、ここからどんな思いで巣立ち、そしてどんな思いで帰ってくるのでしょうか、そんなことを考えてしまいます。 私の両親はすでになく、残されていた「実家」も売却してしまいました、悩みに悩んだ売却ですが、まだ目を閉じると実家のあちこちが鮮やかに浮かんできて、切なくなります。この気持ちは、実家に対してなのか、両親に対してなのか・・・わからないです。 厳しい母に反発する気持ち、怒られてばかりだった子ども時代、それなのに出産で里帰りした時、私は母から「子どもはのびのび育てなさいよ」と言われました。怒られてばかりだったことを思い出し、「えっ?のびのび?」と思ったのがつい最近のことのように思えます。でも、その後3人の子どもを育てるにあたり、母が私をどんなにのびのび育ててくれたか段々とわかるようになってきました。 「子をもって知る親の恩」 子を持ち、育てる、自分が同じ場面に出会い、初めて理解できるのだと実感しました。 それにしても私は、怒られることばかりする子どもでした。怒られるのは当然だったこと、そんな中でも、母なりにのびのび育てたいと思ってくれていたことが、後になってよくわかってきました。 そんな私が、今年初孫を抱いた時、本当に可愛く愛おしい気持ちになりました、そして母になった娘が何とも愛おしく、娘がこの小さな命をちゃんと育てていける元気な体に戻れるように力になりたいと強く思いました。 そういえば、私が出産した頃の母の謎の行動・・・その時の私には母のそういう思いがわからず謎にしか感じなかった行動ですが、今にして思うと、産後の私を早く元気にさせるためのいろいろなサポートだったのでしょう。不思議に思う行動もたくさんありましたが、すべて、母なりに私と産まれたばかりの娘のためにいろいろ考えてくれていたことが、今更ですが身にしみてわかるようになりました。 もう両親に感謝の気持ちを伝えることはできませんが、この気持ちを忘れず、私が「実家」から感じていた愛情を次は子どもたちに伝えて行くことが、親から子への「愛」や「命」のつながりだと思っています。 「お母さんが作った○○が食べたいな。」私はそう言ってもらえる子育てをしただろうか… 「ねえ、お母さん、お母さんが作ったポテトのオムレツ食べたいな、もちろん自分で作れるよ、うちの子どもたちにもよく作ったよ、でもお母さんが作ったオムレツが食べたいよ、ねえお母さん…」 |